深呼吸して自然に

時間軸を今に

病理結果、セカンドオピニオン、サードオピニオン

・2月17日のDay Surgeryの結果から、2月20日に浸潤性乳管癌であると告知を受ける。温存か全摘にするかと選択肢をあげられた。告知よりも驚いた。浸潤していた事もショックは大きかったが、全摘が選択肢にあるという事に動揺した。同席してくれた夫の方が告知時、動揺していた様に思えた。

・2月25日、夫にも同席してもらい1時間程説明を受けるが、決めれない。女医さんだった事もあり、ドクターだとどうしますかと聞いてみた所、「温存。私が決めていいなら温存。」明日には手術方法を決めてくる様に言われるが、私にとっては判断材料不足で決めれないまま翌日再度来院する事になる。

画像からはしこりはふたつあるという話だったが、実際は3つあり、1and0.4cm、0.8cm。

ER:80%、PgR:30%、Ki67:1+(1%)、HER2/neu:2+、P53:Negative(0%)。

・2月26日、どう考えてみても決める事が出来ない。診察室に入り再度質問をすると、激怒し始めた。もう充分説明した、ご主人も同席して説明したと。セカンドオピニオンに行ってと言われ、追い出される様にして診察室を出る。最後に「早く行って」と言ってくれた事が救いだったと後では思ったが、廊下で泣いた。

私は今タイに住んでいる為、日本に帰る事も思いはしたが、ここでのプライベート病院の様にはいかないだろう事や子供の事等を考えると、ここで他のドクターにセカンドオピニオンを受ける事にしようと思った。

最初の先生が、兎に角急いで手術しなきゃいけないという感じだったので、私も急いでドクターの情報を集め、翌日予約を入れた。

・2月27日、日本的に考えていまい、別のプライベート病院でセカンドオピニオンを受ける。

私が気掛かりだったMRIをしてない事への不安を伝えると、Surgeryの後では正確さに欠ける為無駄だと言われた。セカンドオピニオンのドクターは、温存か皮下乳腺全摘を選択肢として提示してきた。Surgeryをした元のプライベート病院にもセカンドオピニオンのドクターの在籍があるし、どちらの病院を選んでもいいというので、元の病院の方が何かと都合がいい為、明日あらためて元の病院に来院する事にする。

・2月28日、最初の先生がしこりとは別に気になる所があると言っていた事がずっと引っかかっていて、その事を伝えると何もそんなモノは無いと画像を見ながら答えられた。温存だけじゃなく皮下乳腺全摘を選択肢にあげてきた理由を聞くと、温存だと悩んで、ごはんが食べれなくなったり、眠れなくなったりしない様にだと答えられた。

そう聞いて、それなら温存でいいのかと思う自分が居た。

手術日は3月5日。

・3月3日、それでもまだ決断出来ないで居た。

医療コーディネーターの先生もふたりの医者が温存でいいという事なら温存でいいんじゃないですか、と。私の人生、いつも何か違う判断をしてしまってるという気持ちがあり、この命の一大事な判断を、このふたりの医者の判断に委ねようとした。明日までに決めなきゃいけないのに決められない。生きていきたい、命が大事だと優先順位がはっきりしているにも関わらず、どちらを選んでも同じだと言われると迷う。相談するにはやはり医者だと思い、サードオピニオンに行った。その若い女医さんも、温存でいいと思うと言った。

日本人の先生なら、どうだっただろうか。

日本語にある、転ばぬ先の杖、の様な感覚は持ち合わせて無いだろう事を、普段の生活で多々感じている私にとって、最初のドクターはアメリカで、セカンドオピニオンのドクターはアメリカとイギリスで学ばれている事が安心材料である事は事実。

・3月4日、迷いながらセカンドオピニオンのドクターに会う。

流される様にリワイドの手術をする事になった。


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